田んぼの中干し作業
良質なお米を育てる過程で田植え後に中干し作業があります。
時期でいうと、田植えの約1ヶ月後の1株17~20本程度の茎数が確認できたら田んぼの水を抜き実施します。
中干しとは暑い夏に田んぼの水を抜いて田んぼの土にヒビが入るまで乾かす作業です。
中干しをすることで、稲の生長が転換するのだそうで、田植え後の大事な作業になります。
中干しの具体的な目的は、
1、土を通気させてに酸素を供給し根腐れを防ぎ、根を強くする事と、土の中の有害なガスを抜く。
ずっと水の中では根が腐ってしまうんですね。
そして微生物が腐ってガスが出るのです。
2、無駄な分げつの抑制・・・分げつとは、成長と共に茎が枝分かれします。稲の生育にとっては重要なのですが、
必要でない分げつもあります。過剰な分げつは受光量が減り、育成に影響があります。。
また、過剰な茎数、籾数で倒伏の原因となるのです。
と、このような効果がありますが、品種によって実施時期が違ったり、農家それぞれ時期が異なったり、
そもそも中干しをしないっていう農家もいたりで、それぞれの農家の経験で異なるようです。
14年6月26日現在、我が家のコシヒカリ田んぼでも中干し中です